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「古典に学ぶ経営」シリーズ(継栄通信に掲載)のご案内
2024年07月02日
はじめに
VUCA時代といわれ先行き不透明な経営環境が続いています。多様性が尊ばれ個人の尊厳がより重視されることは望ましいことだと思います。反面、『個性と我儘』、『世代間格差』、『就労意識の変化』など企業経営に影響する様々な課題があります。大きく変化している経営環境下では、気が付くと時代に流されてしまったり、判断・決断に迷ったりすることも多くなってしまいます。そのため組織経営、組織運営をしていくうえでの「指針」、「価値判断基準」を持ちマネジメントしていくことが企業経営者に求められていると思います。
そこで「温故知新」、「不易流行」に記されている通り「古(いにしえ)からの人の営み」に学ぶことを趣旨とした『「古典に学ぶ経営」シリーズ』を連載したいと思います。皆様の継栄(継続して成長・発展・繁栄するの意)、そして経営判断の一助になれば幸いです。
「古典に学ぶ経営」シリーズでは、古典的な経営理論や名言、成功の秘訣を探求します。これまでの経営者たちがどのように問題を解決し、ビジネスを成功させてきたのかを学び、現代のビジネスにどのように応用できるかを考えていきます。
シリーズ内容
古典文学と経営の交点について、以下のような視点が考えられます。
1.人間心理とリーダーシップ: 古典文学は、人間の感情や行動に深く迫ります。登場人物の選択や行動から、リーダーシップの原則を学ぶことができます。例えば、『ゴリオ爺さん』の登場人物たちの人間模様から、リーダーシップの成功や失敗を考察できます。
2.倫理と価値観: 古典文学は、倫理的ジレンマや価値観についても触れています。登場人物の選択や道徳的ジレンマから、経営者が直面する倫理的問題について考えることができます。
3.歴史と社会背景: 古典文学は、当時の社会や文化を反映しています。作品の背後にある歴史的背景や社会的状況を理解することで、経営の決定において歴史的視点を持つことができます。
4.リーダーの学び: 『平家物語』や『源氏物語』などの古典作品から、リーダーシップや人間関係についての洞察を得ることができます。
これらの視点を元に、古典文学と経営の関連性を探求し、読者に興味深いコラムを提供したいと思います。 シリーズ化においては、どこまでできるかわかりませんが、各作品ごとに異なる視点を深掘りしてみたいとも考えています。
著者の紹介
1.江上 範博(えがみ のりひろ):弊社BP(Business Partner)
人材育成講師、コンサルタント歴34年。自身の転職経験を通して、「志」の重要性に気づく。36歳で独立。
「肯定思考」「当事者意識」「人間学」などをベースにしながら、全国の自治体や企業対象の研修、大学の非常勤講師、中小企業のリーダー育成、経営者育成、マネジメントコンサルティング等を行ってきている。(一社)日本経営士会人材育成事業部長、埼玉支部長。同法人主催「次世代リーダー道場」にて、人間学を中心とした講座を行っている。
2.尾崎 竜彦(おざき たつひこ):マネジメントスタッフグループ代表
経営コンサルタント歴32年。大学卒業後、宅地建物取引主任者として不動産管理会社に入社。
その後、大手コンサルティング会社に入社。東京本部課長を最後に99年同社を退職。同年、有限会社マネジメントスタッフを設立し、代表に就任。「コンサルトソーシング:コンサルティングとアウトソーシングを融合させた造語」を柱に、中小企業の経営企画室、営業部、人事部などの機能となるべく内外の組織を構築している。「日本の経営コンサルタント」(日本法令)にて、日本を代表するコンサルタントに選ばれる。(一社)日本経営士会 経営士。経営、採用、リーダーシップ、SWOT関連分野著書にて好評を得ている。